久しぶりに夢中になった
常々思う事だけど、面白い本や、映画、ゲームは、制作者の生活感、視点が必ずどこかでにじみでていると感じる。
自由な感性で作られたであろうこのゲームは、大企業のプロジェクトが生み出したプロダクトとは全く異なる、一種の親密感ともいえる雰囲気が漂っている。
このゲームのキャラクターの一挙一動、筆のタッチ、物語の進行は、秀逸な物語の世界に夢中に入り込んで読んだ、少年時代を思い出す。
正直次から次へと訪れるパズルの膨大な量には、「またか」と感じる事もあったが、そんなときは隣でのぞきこんでいる妻が交代して解いていく。そんな感じでゲームを終えた。
終わった後に虚しさが残らない。楽しかったぁ、という余韻が残る。
こんなゲームをもっともっと出してほしい。
paraisotaka about
Machinarium, v1.2.0